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2024.9.8防災キャンプ

先月は座学でペット防災について学びましたが、今回は実際に行動してみようということでペット同行避難のシミュレーションをしてみました。


昨年まではコロナ禍の影響で、車中避難やテント避難を想定し、自分自身でしっかり対策することに焦点を当てていましたが、今年は、「周りの人と協力して避難する」ことをテーマにしました。


災害時には予測できないトラブルやハプニングが発生し、冷静さを保つのが難しいこともありますよね。これまでの災害時では、そんな状況でも周りと協力しながら対応したことが厳しい状況を乗り切れた要因になったという事例があるようです。とてもとてもレベルは違いますが、少し参考にしながらキャンプをしてみました。

避難所に着いたという想定で、まずはわんたちを預けます。といってもそういう場所がないこともあり、飼い主同士で協力してわんたちを管理したという事例がありました。ずっとわんたちと一緒にいられるわけではないし、かといって常に連れ歩くことも危険。ということで一か所に集め、当番で見守るということです(今回は当番は決めませんでしたが、実際の時は必要なのでしょうね)。自分たちのテントを立てる前にみなさんでこのテントを立て、わんたちを集めました。


避難所に犬を連れ込むのに、ワクチン接種やノミダニ駆除をしているかは必ず聞かれると思います。ワクチンを打っていないと預かってもらえず、何とか病院で接種してもらってから預けたなんて言う事例もあったようです。

わんたちを一か所に集めたはいいけれど、だれが責任をとるのかという問題もあり、基本、世話は飼い主が自分の責任で行うことですけれど、、。それにしてもみんなお利口です。慣れない場所でもちゃんとハウスに入ってお利口にしていますね。

飼い主の方はというと、それぞれに居場所を確保するということでテントを張って、手の空いた人から炭を起こしたり、

救援物資が届いたという想定で、食料を分けたりしています。

サーモンのホイル焼きをつくったり、

空き缶でお米を炊く用意をしたり、

焼き鳥もね。


今回は「はじめまして」の方々も多くて、初めは少し遠慮しながらでしたが、そのうちに自然と協力体制がとられていきました。「手を貸してくださーい」と呼びかけると、さっと集まってやってくれる、、ありがたいことです。そして少し落ち着いたところで、わんたちは飼い主さんの下へ。

今回は、いろいろな人が避難してくるという想定で、無理にテント張りなどしなくてもいいことにしましたら、こちらは、テントとかイスやテーブルもないんです・・という方が、よそのご家族に混ぜてもらったり、

逆にテントやイステーブル、コッドを新調し、わんこをコッドに慣れさせてから来ました!というご夫婦も。

こちらは、「どなたかテーブルを貸してくださーい」の呼びかけに持ってきたテーブルを提供してしまったのでこんなことに。すみませんでした。ありがとうございました。助かりました。

そうこうしているうちにご飯が炊けました。無洗米と水とシラスのおまけ。缶を火の上に置いておいただけですが、上手に炊けましたね!食事の〆に紙コップでお湯を沸かして飲み物を飲んだり。こんなこともできることを知っていると何かの役に立つかもです。

それと忘れてはならないのは、わんたちのおやつ。今回は鹿肉と豚モツを焼きました。


なんてやっていると、雲行きが悪くなり、ザーッと雨が。なんてこった!あまりうれしくないけれど、テントが役にたちました。


雨が止んだので三々五々解散となりました。が、ずっと待たされてつまらない思いをしたわんたちを連れてドッグランへ。

これまでの災害の事例では、飼い主同士が協力して犬連れ避難の場所をつくり、ドッグランも併設させたという事例があるようですね。誰かがやってくれるのを待つのではなく、自分たちで組織をつくり、協力体制を整えていったということでとても勉強になります。


年に一度の防災キャンプ。なかなか慣れず、毎回毎回トラブル続きです。参加してくださった方々にご迷惑をおかけし申し訳なく思いながらも、皆さんが自分から「やりますよ!」と進んで協力してくださったこと、本当にありがたかったです。


災害時のストレスは相当なものと思いますので、冷静さを欠くこともあると思いますが、周りと協力できる自分でいることが家族の命を守ることにつながるのだろうと思います。自助・共助の大事さを改めて感じました。

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